しみ・くすみの治療

私個人的な見解ですが、しみ、くすみの治療はとても難しいものであると思います。

しみに対してのレーザー治療において著効(一回で簡単に取れてしまう)ものは全体として50%程度で、すべてのしみが簡単に取れてしまいますとはとても言えないのが現状です。

また肝斑などはある種のレーザー治療にて色が濃くなることもあり、レーザー治療が日本へ導入され約30年の間にいろいろな進歩は遂げてきましたが、残念ながら独特の肌質、多様な肌色をもつ東洋人にたいしてこれですべて大丈夫というレーザーはまだ存在しません。

その理由の一つに同一人物の顔に異なった性質のしみが混在することがよくあります。それぞれの患者さんに対して診察の上、最適と思われる治療法を提案します。

治療内容

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

Qスイッチルビーレーザーが著効することが多いです。
メラニン起因の皮膚疾患治療において、良好な治療実績を積み重ねているレーザーです。太田母斑、異所性蒙古斑、外傷性色素沈着症については、保険診療も許可されている唯一のレーザーです。

費用
11,000円〜22,000円
リスク・副作用
腫れ、熱傷、疼痛、外傷性色素沈着、発赤、水疱、内出血

老人性色素班(日光黒子)

各種レーザーまたは手術切除、電気蒸散

費用
  • 手術切除 22,000円〜33,000円
  • 電気蒸散 11,000円〜22,000円
リスク・副作用
腫れ、内出血、創感染

老人性疣贅(少し扁平に隆起するもの)

各種レーザーまたは手術切除、電気蒸散

費用
  • 手術切除 22,000円〜33,000円
  • 電気蒸散 11,000円〜22,000円
リスク・副作用
腫れ、内出血、創感染

雀卵斑(そばかす)

Qスイッチルビーレーザーが着効することが多いです。

費用
  • 11,000〜22,000円
リスク・副作用
腫れ、熱傷、発赤、水疱、疼痛、外傷性色素沈着、内出血

肝斑(くすみ)

各種レーザー治療に抵抗性のある一番やっかいなものです。

診療案内

当院の治療方針